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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~

店内は入って真っすぐ先の中央に小さなステージがあり、右手にカウンターとスツール、左手にボックス席、その狭間に一定の間隔を開けて、椅子が置かれている。客たちは今、思い思いの場所に陣取っているが、大半は真ん中の自由に動かせる椅子に座っていた。
舞台の奥には立派なグランドピアノが設置されている。身の丈のある妖艶な美女が静かな旋律を奏でている。年の頃は二十歳代後半くらいだろうか、デコルテを出した黒のドレスは胸許が深く開いて、乳房のきわどい部分ぎりぎりのところまで露出している。
舞台の奥には立派なグランドピアノが設置されている。身の丈のある妖艶な美女が静かな旋律を奏でている。年の頃は二十歳代後半くらいだろうか、デコルテを出した黒のドレスは胸許が深く開いて、乳房のきわどい部分ぎりぎりのところまで露出している。

