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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~

サックスがふいに鳴り止み、後はジュンスと女性のピアノだけになった。二つの音色が絡み合う。ジュンスと彼女は時々、視線を合わせ、彼らだけにしかわかり得ないコンタクトを取り合っているように見える。
ふとファヨンは胸苦しい想いに駆られた。
―彼とあの色香溢れる女性は、どんな関係なのかしら。
ジュンスとはまだ知り合ってまもないのに、そんなことを考えてしまう自分が情けない。ファヨンはふらふらとカウンターの方に行き、高いスツールに腰掛けた。
ふとファヨンは胸苦しい想いに駆られた。
―彼とあの色香溢れる女性は、どんな関係なのかしら。
ジュンスとはまだ知り合ってまもないのに、そんなことを考えてしまう自分が情けない。ファヨンはふらふらとカウンターの方に行き、高いスツールに腰掛けた。

