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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~
―そうか? 気に入ってくれたか?
―この花の色と形をひとめ見て、そなたにぴったりだと思ったのだ。まるでこの国の夜明けの空を思わせるような、清々しい明けの色が潔くて凜とした、そなたの印象にぴったりだと。
 微笑む彼と眼と眼がぶつかり、私はあの時、慌てて視線を逸らしたのだ。何故か、初めて出逢ったときから、彼に見つめられると、落ち着かなくなる。
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