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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第4章 何度でも、あなたに恋をする
せめて、これだけはあなたに伝えたい。私は最後の力を振り絞ったけれど、それは囁きほどのか細い声にしかならなかった。
―私の魂はずっとお側にいます、だから、泣かないで。
私は何度生まれ変わっても、この広い世の中から、あなたを探し出し、恋をするだろう。たった一人の愛しいあなたにめぐり逢う度に、私は何回でもあなたに恋をするに違いない。
ユンが何度も頷いているのが、たとえ見えなくても私には判った。