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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第4章 何度でも、あなたに恋をする
ユンと離れて孤独に耐えた観玉寺での日々、やがてユンの御子を身籠もり晴れて後宮への帰還を果たした。側室としては最高位の嬪となり、世子の生母として、およそこの世で考えられる女の栄華はすべて手にしながら、明姫の晩年は淋しいものだった。
世子となった愛しい我が子は夭折し、引き続いて年子で第二子を授かりつつも、出産の途中で明姫は亡くなった。
いや、あれはお産で亡くなったのではない。
【私は毒殺されたのだ。】
世子となった愛しい我が子は夭折し、引き続いて年子で第二子を授かりつつも、出産の途中で明姫は亡くなった。
いや、あれはお産で亡くなったのではない。
【私は毒殺されたのだ。】