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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第4章 何度でも、あなたに恋をする
 私は殺されるほど憎まれていたのだ。
 300年前に息を引き取る間際に感じた哀しみが新たに蘇る。
 ファヨンの瞳から、ひと筋の涙が頬をつたい落ちた。この涙は間違いなくファヨンではなく、明姫が流したものだった。
 血を吐いて倒れたのは、見知らぬ若い女官が薬湯を運んできて、それを飲んでからだ。恐らく、私を憎む誰か、大妃さまが私を殺したのだろう。
 けれど、三百年経った今になって、それがどうしたというのだろう。私を殺した大妃さまもはるか昔に亡くなり、私は歴史の中では難産で死んだことになっている。今更、和嬪は大妃に毒殺されたのだと私が叫んだところで、誰も耳も貸さない。


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