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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第4章 何度でも、あなたに恋をする
「ご立派に王としての務めを果たされたのですね」
「そなたがいなければ、やはり、私は駄目だ。これからはずっと私の側にいて、私を支えてくれ」
 これは〝直宗〟と〝明姫〟としての会話だ。ジュンスの整った面がやわらかに笑んだ。
「本当に久しぶりだね、明姫」
 彼の手によって指輪がファヨンの指に填められる。今、長い時を経て、王と寵姫の悲恋を象徴したタンザナイトが三百年ぶりに妃の元に戻った。
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