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第4章 何度でも、あなたに恋をする

「これが俺たちの新しい約束の印だ」
　ファヨンもまた願いを込めて、蝶の形をした美しい指輪を見つめた。
―ずっと大好きな男と一緒にいられますように。今度こそ、二人で長い人生を歩いてゆけますように。
　彼女の願いは今度こそ、天に聞き届けられるに違いなかった。
　ごく自然に二人が近づき、唇が重なる。小鳥が啄むように軽いキスから次第に口づけは深く烈しいものになっていった。