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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第1章 運命は巡る
 それでも、俺は俺たちを引き合わせた運命に感謝こそすれ、恨めしく思ったことなどなかった。最後まで君が俺を想っていてくれたと信じられたから。
 でも、三百年の時を隔ててやっとめぐり逢えた君の瞳に、俺は映っていても、その意味はないんだ。今の君はもう俺がよく知っている君じゃない。 
 何度生まれ変わっても、俺を愛してくれるといったあの言葉はもう意味のないものになってしまったのか、明姫―。
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