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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第2章 過去世の記憶
美絵はこの店の常連で、週に一度は来るらしい。つくづく美絵も好きだなと思いつつ、ファヨンはさして周囲に気を払うこともなく、メニューをひろげた。特に韓流ファンというわけでもないファヨンにしてみれば、何故、美絵がこうも熱心にこの店について泡を飛ばさんばかりに語るのか理解できない。
もちろん、幾ら長年の親友とはいえ、そんな失礼なことはしなかったが。人にはそれぞれ好き好きがある。美絵がここの店に来て愉しければ、それで良い。
もちろん、幾ら長年の親友とはいえ、そんな失礼なことはしなかったが。人にはそれぞれ好き好きがある。美絵がここの店に来て愉しければ、それで良い。