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吼える月
第21章 信愛
「サク、気持ちいい。ねぇ、サク、もっとして。身体みたいにもっとつよくぎゅっとして、擦ってぇぇ……」
「――っ。いやらしい姫様。ああでも、それに煽られた……。ねぇ、姫様。これならいいですか、ああ、すっげぇ……こんなぬるぬるで歓迎されてるのか、俺……」
身体の角度を変えながら抽送するサク。
「姫様、顔を横向いて。可愛い顔俺に見せて。ああ、たまんねぇ……。なんて顔で感じているんですか。俺の、俺ので……っ」
ずっとユウナに抱きついたまま、サクが腰を動かす度に……ユウナの耳に、銀髪に、耳飾りに湿った唇を落としていく。熱い舌を這わせていく。
唇を奪えない、その代わりの衝動のように荒々しく。
「聞こえますか、姫様。俺のと姫様のとが擦れる音。俺達を気持ちよくさせる…いやらしい粘液が混ざり合ってひとつになっているんです」
「んっ、んんっ……。いやらしい、サク、やらしい……っ、だけどああ……気持ちいいの。サク、気持ちいい――っ」
「どこまで俺を煽るんですかね、姫様。俺、もう余裕ねぇの、姫様が一番感じてるでしょう? 姫様、ねぇちょっと激しくします。もっと姫様を強く感じてぇ。俺……っ」
「ひゃああんっ、サク、サク、ごりごり、ああ……ごりごりが生きてるみたい、サク、ねぇサク……っ」
サクは荒い息をつきながら、後方からの律動を早め、もっと奥まで擦り合わせようとユウナの腰をさらに上げさせた。
「ああ……っ、根元まで……姫様に包まれている。ああ、すげぇ、姫様、たまんねぇほどいい。姫様、姫様……っ」
ユウナの下に回ったサクの手が、ユウナの乳房を揉み込み、指先で蕾をこりこりと捏ねて刺激をする。同時に反対の手は、ユウナの下腹部……子宮のあたりをずっとまさぐるように撫でながら、怒張したサク自身をユウナの熱い花園に擦りつけた。