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甘く、深く、繋がって
第9章 乱された身体
全身が突っ張る様に痙攣した後、力が抜けていく。
「イッちゃった」
顔を埋めたままで斎藤さんがふふっと笑う。掛かる息がくすぐったい。淫らな私を笑われているようで恥ずかしさの余り身震いがする。
「ふ……ぁン」
指が抜かれる感触にシーツをギュッと握りしめた。
「綺麗にしてあげる」
「やっあぁ」
ピチャピチャと舐める音。淫猥な音に頭の中を侵される。

もっと……もっと……

斎藤さんの舌の動きに合わせるように、勝手に腰が上下する。
またふふっと笑って斎藤さんが頭を起こした。
「ほんと、正直でエロい身体」
蔑むような口調に、胸が締め付けられるように苦しくなった。
「……やっ」
指がヌルリと入ってくる。緩い動き。
苦しいのに、抗得ない。揺れる腰に斎藤さんがクスリと笑った。
「俺の指締め付けて、まだ足りないんだ?」
お腹の上から私を見上げる艶やかな瞳。こんな時でも麗しいシンメトリーは顕在で、汚れた自分が恥ずかしい。
「また指でイかされたい?」
「……っ」

ヤ、だ……

「あぁ指一本じゃ物足りないか」
ヌチヌチと音がして、ナカの指が二本になった。
「はっあ……」
増した圧迫感に腰がクネる。

ぁ、あ、イィ……
でも、指じゃ……イヤ
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