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甘く、深く、繋がって
第10章 戻れない日常
角度を変えてキスが深くなる。
「あ……んっ、んっ」
口の中をなぞられて頭の芯が痺れてく。溶かされる。
気付けば斎藤さんの首に腕を回し、溺れるようにキスをしていた。
斎藤さんがふふっと笑う。
「嫌?」
短く聞いて、首を左右に振った私にまた唇を重ねる。
「押し倒して、良い?」
甘いテノールと深いキス。
「真純の身体、触りたい」
ストレートな言葉に身体が震えた。絡む舌に熱く、潤む。
「食べさせて?」
ゾクゾクした。

食べて、もらいたい……

返事の代わりに斎藤さんの首を引き寄せ、キスをした。いつもしてくれるようにそっと舌を差し入れて、でもどうすれば良いの?
困っていると優しく舌でノックされた。応えたくてそろりとなぞった。絡み、合う。

あ……ん……

チュルと吸われて唇が離れる。
「ベッド、上がる?」
頷いた私に斎藤さんが身体を起こす。両手を私の脇の下に入れてスイッと抱き上げられた。そのまま隣のベッドへ傾れ込む。
「良い?」
それはさっき嫌がった私に対する最終確認。
緋をまとうシンメトリー。頬が熱くなっていく。
小さく頷くと極上の笑みを返してくれた。

……溶かされる

見惚れるままに唇が重なった。チュッと音を立てて離れ、今度は額と額を合わせて
「真純、愛してる。いっぱい、感じて?」
至近距離からの優しいテノールに、それだけで身体が甘く痺れた...
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