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甘く、深く、繋がって
第10章 戻れない日常
『嫌?』
短く聞いた言葉に真純が左右に首を振る。その表情を覗き込むように確認して、また重ねる……
『押し倒して、良い?』
『真純の身体、触りたい』
『食べさせて?』
早急に過ぎると分かってる。断られる前提でした、お願い。
それでも変わらない。傍にいる。そう伝えたくて。
それなのに……
真純はそっと俺に触れてきた。少し震える指先に引き寄せられて、唇が重なった。
ドクンと大きく心臓が跳ねる。
真純からのキス事態が初めてで、しかも今このタイミングでとか……
驚きと喜びと戸惑いと。説明できない感情が渦巻いて、胸が苦しい。
恐る恐る滑り込んできて、固まる暖かい舌。しばらく待って、そっと舌先でノックした。応じる真純にたどたどしく絡み付かれて、震えそうになる。
駄目だ、心臓すごい事なってる……
決して巧い訳じゃない。でも痺れる程に気持ちイイ。
腹の底の熱が増していく。
軽く吸い上げて、頭を起こした。
赤い頬。長い睫毛がゆっくりと持ち上がり、下から現れた潤んだ瞳。艶やかに俺を見上げる真純と目が合った。
卑しくも喉がなる。
……真純が、欲しい
短く聞いた言葉に真純が左右に首を振る。その表情を覗き込むように確認して、また重ねる……
『押し倒して、良い?』
『真純の身体、触りたい』
『食べさせて?』
早急に過ぎると分かってる。断られる前提でした、お願い。
それでも変わらない。傍にいる。そう伝えたくて。
それなのに……
真純はそっと俺に触れてきた。少し震える指先に引き寄せられて、唇が重なった。
ドクンと大きく心臓が跳ねる。
真純からのキス事態が初めてで、しかも今このタイミングでとか……
驚きと喜びと戸惑いと。説明できない感情が渦巻いて、胸が苦しい。
恐る恐る滑り込んできて、固まる暖かい舌。しばらく待って、そっと舌先でノックした。応じる真純にたどたどしく絡み付かれて、震えそうになる。
駄目だ、心臓すごい事なってる……
決して巧い訳じゃない。でも痺れる程に気持ちイイ。
腹の底の熱が増していく。
軽く吸い上げて、頭を起こした。
赤い頬。長い睫毛がゆっくりと持ち上がり、下から現れた潤んだ瞳。艶やかに俺を見上げる真純と目が合った。
卑しくも喉がなる。
……真純が、欲しい