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甘く、深く、繋がって
第13章 苦い惑い
「でも顔見られて安心した」
少し微笑んだ斎藤さん。
「ありがとう。俺帰るわ」
額にチュッとキスが降る。
「この週末も祝日も俺仕事で逢えないけど、真純はゆっくり休める?」
優しい笑顔の斎藤さんに私は無言で頷いた。
また微かに甘い香りがする。

……どう、して?

「押しかけてごめんね」
ぽんぽんと軽く頭を叩かれて
「大丈夫、です」
かろうじて言葉を返した。
頷いた斎藤さんの顔が近づいてくる。ふわっと唇が重なった。

ん……

触れるだけの淡い口づけ。すぐに離れて、斎藤さんが身体を起こす。
「二十五日、楽しみにしてる」
「……はい」
「お休み」
「お休みなさい」
大きな手に頭を撫でられた。背を向ける、その空気の揺れに混じる香り。

息が、苦しい

扉を開き
「じゃあ、また」
振り返った笑顔に、泣きそうなのを必死に耐えて笑顔を返した。
扉が閉まり、その場に崩れ落ちる。

何であの香りがするの?
あの人と逢ってたの?

……気持ち、悪い
この香り、消したい

何とか身体を起こして扉を少し開いた。這うように部屋に戻って窓を開ける。
ベランダの隙間から何気なく下を見て、私は深く後悔した。

斎藤さんに走り寄る、スラリとした人影に……
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