この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第18章 真純と千佳と
千佳ちゃんの優しい、でも強い眼差し。
「斎藤さんを好きになって、斎藤さんと幸せだと思うなら尚更、ね。彼に真純を支えてもらいたい」
斎藤さんに、支えてもらう……の?
「もし、話をして態度が変わるような男なら、私は斎藤さんを認めない。彼はそんな人なの?」
静かな口調は千佳ちゃんの意志の現れ。斎藤さんが変わってしまったら、千佳ちゃんは私と斎藤さんを無理矢理にでも引き離す。
呆れられてしまうかもしれないけど、斎藤さんが過ぎた事に拘って態度を変えるようには思えない。
でも、私……は?
私の方が変わってしまうかもしれない。どんな態度を取ってしまうか、自分でも分からない。今と同じでいられなくなった私と斎藤さんが一緒にいてくれる自信は、ない……
でも大丈夫、そう思いたい。
……大丈夫、だよね?
斎藤さんは、大丈夫……
万が一斎藤さんが変わってしまっても、離れたくない。一緒にいたい。でも、そうしたら今より深く落ちてしまう。
そこまで心配してくれているから、千佳ちゃんは認めないって言うんだろうな……
このまま黙っていても、そう遠くなくあの人が話してしまう。
それならば……
私は頭を上げ、千佳ちゃんに了承の意を伝えた。
「斎藤さんを好きになって、斎藤さんと幸せだと思うなら尚更、ね。彼に真純を支えてもらいたい」
斎藤さんに、支えてもらう……の?
「もし、話をして態度が変わるような男なら、私は斎藤さんを認めない。彼はそんな人なの?」
静かな口調は千佳ちゃんの意志の現れ。斎藤さんが変わってしまったら、千佳ちゃんは私と斎藤さんを無理矢理にでも引き離す。
呆れられてしまうかもしれないけど、斎藤さんが過ぎた事に拘って態度を変えるようには思えない。
でも、私……は?
私の方が変わってしまうかもしれない。どんな態度を取ってしまうか、自分でも分からない。今と同じでいられなくなった私と斎藤さんが一緒にいてくれる自信は、ない……
でも大丈夫、そう思いたい。
……大丈夫、だよね?
斎藤さんは、大丈夫……
万が一斎藤さんが変わってしまっても、離れたくない。一緒にいたい。でも、そうしたら今より深く落ちてしまう。
そこまで心配してくれているから、千佳ちゃんは認めないって言うんだろうな……
このまま黙っていても、そう遠くなくあの人が話してしまう。
それならば……
私は頭を上げ、千佳ちゃんに了承の意を伝えた。