この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第18章 真純と千佳と
私を案じる千佳ちゃんの瞳。

啓太の事、だ……

楽しい気持ちが急速に、冷えていく。目を合わせていられなくて下を向いた。
「……話してない」
「そっか……」
千佳ちゃんが一旦口を閉ざす。そして
「ねぇ」
改めて声を掛けてきた。
「私から、話しても良い?」

えっ!?

驚いて、思わず千佳ちゃんを見る。
「大事にされてるって、幸せだって感じてる真純には悪いけど、私は心配」
「……」
「ペラペラ話して良い話題じゃないのは分かってる。でも……斎藤さんに真純を任せても大丈夫か、確かめさせて」
真っ直ぐに私を見つめる瞳。心配されているのだと、大事に思ってくれているのだと、凄く分かる。
でも、視線は徐々に下に落ちる。
あの人に言われる位なら、自分から話そうと思ってた。けど、それは別れる覚悟での事。離れられないと実感した今『良い』と、言えない……

淫らな身体は隠せない。斎藤さんは何も言わないけれど、きっと気付いてる。
……それでも、呆れられてしまうかもしれない。捨てられてしまうかもしれない。

怖い、よ……

「ねぇ真純」
千佳ちゃんに静かに名前を呼ばれた。
「私はアノ事を真純に乗り越えて貰いたいと思ってる」
/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ