この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第4章 水族館
「えっ、やっ……ち、違います」
指摘されて、ようやく自分のした事に気が付いた。顔が更に熱くなる。大急ぎで否定して、恥ずかしさのあまり俯いた。

「うん、分かってる。でも、無防備過ぎ」
スッと伸びて来た右手に左の頬を包まれる。
「気を付けて?」
「……はい」
小さくなった応え。斎藤さんはふっと笑って親指で私の左目の下をクイッと撫でた。頬から引いた手を立ち上がって差し出してくれる。
「立てる?」
「立て、ます」
素直に右手を重ね、引き起こしてもらった。顔を上げづらくて、下を向いたままスカートの裾を払っていたら、スイッと斎藤さんが身体を寄せて来た。
「俺、真純ちゃんの誘いならいつでもオッケーだから」
「?」
一瞬何の事か分からなくて、斎藤さんを見返して
「何なら今から行っても良いよ。ホテル」
笑顔で言われたとんでもない言葉に顔が熱くなった。
「いっ行きません」
勢いよく否定してクスクスと笑われる。
「残念」
蒼く明るい大型の水槽を背にして
「あ、冗談じゃないから」
笑顔のままで言葉が続く。
「俺、真純ちゃんとそういう関係になりたい」

え?

「彼女になって?」

……ぇぇぇええ?


/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ