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甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
駄目……ダ、メ
斎藤さん、休まなきゃ……
「さ、さいと、さん」
「何?」
思ったより近くで聞こえた声。疑問に思う間もなく唇が重なった。
「んっ」
食すように唇だけを角度を変えながら、柔く何度も啄まれる。身体がまたベッドに押し沈められて流されてしまいたくなる。
でも、
「ダメで、す」
自由な左手で必死に斎藤さんを押し返した。
「だめ?」
吐息が触れる距離のまま、不服そうに斎藤さんが首を傾げる。
「まだ、寝ますよ」
「……まだ?もう、だろ?」
何故か言葉を訂正されて
「寝るよりもっと真純が欲しい」
「だっ……ん」
私の言葉を奪う。腿に押し付けられた熱いモノ。
あっ……やっ……
それが何かは明らかで。
「ね、真純……良い?」
耳元に頭を寄せて囁かれて肩が竦む。すかさず滑り込んできた舌が鼓膜に直接水音を響かせる。その卑猥な音と、濡れゆく感触に全身が粟立った。
くちゅりと音が響く度に身体が震える。ゾクゾクして気持ちが良くて
「ぁっ、あっ、やっ」
甘ったるい声が出てしまう。
押し返したはずの手は無意識に斎藤さんの服を引き寄せるように握りしめていた。
斎藤さん、休まなきゃ……
「さ、さいと、さん」
「何?」
思ったより近くで聞こえた声。疑問に思う間もなく唇が重なった。
「んっ」
食すように唇だけを角度を変えながら、柔く何度も啄まれる。身体がまたベッドに押し沈められて流されてしまいたくなる。
でも、
「ダメで、す」
自由な左手で必死に斎藤さんを押し返した。
「だめ?」
吐息が触れる距離のまま、不服そうに斎藤さんが首を傾げる。
「まだ、寝ますよ」
「……まだ?もう、だろ?」
何故か言葉を訂正されて
「寝るよりもっと真純が欲しい」
「だっ……ん」
私の言葉を奪う。腿に押し付けられた熱いモノ。
あっ……やっ……
それが何かは明らかで。
「ね、真純……良い?」
耳元に頭を寄せて囁かれて肩が竦む。すかさず滑り込んできた舌が鼓膜に直接水音を響かせる。その卑猥な音と、濡れゆく感触に全身が粟立った。
くちゅりと音が響く度に身体が震える。ゾクゾクして気持ちが良くて
「ぁっ、あっ、やっ」
甘ったるい声が出てしまう。
押し返したはずの手は無意識に斎藤さんの服を引き寄せるように握りしめていた。