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甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
やだ、これ
ゾクゾクするっ

頭を振って逃れようにも執拗に追い回されて、その感触におかしくなる。
「あっ、やっ……ぁあん!」
全身が細かく震え、声が高くなった。

は、あ……
気持ち、イィ……
身体が甘く痺れてる
吐く息が熱くて、このまま快楽に沈みそう……

揺らぐ意識の中でそう思っていたら、突然キツく抱き締められた。
「ますみ」
耳元で聞こえた斎藤さんの低い声。名前を呼ばれただけなのに、さっきまでとは違う苦し気な響きに心がざわつく。

な、に?

「ゴメン……俺寝惚けてた。今の、なし」
絞り出すように言って、またギューッと包まれる。
「ホント、ごめんね」

……寝惚けてた、の?
……なしって……
どういう、こと?

頭に浮かぶ疑問を考える間もなく、斎藤さんが腕の力を緩めた。のし掛かっていた身体を浮かせ、右隣に横になる。

なん、で?

駄目だと拒んだのは私なのに、離された身体が寂しくて、みぞおちの辺りがキュッと冷える。心臓がドキドキしてきた。
「さい、とぉさん?」
名前を呼ぶ声が震えそう。
「うん?」
返って来たのは優しい声。斎藤さんは身体ごと私の方を向いてくれた。
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