この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
斎藤さんが上から覆い被さってくる。そのままキツく抱き締められて
「ずっと、いて?」
すぐ耳元で聞こえた斎藤さんの声。ゾクゾクするほどの艶を帯び
「も、離してやれないけど、い?」
胸の奥をギュッと捕まれた。
かつて怖いと思った束縛が、斎藤さんからだと嬉しくて。もっと強く留めておいて欲しい。
一緒に暮らすのは躊躇するのに、離れたくないと思ってしまう。
「さいと」
「ね、真純。名前で呼んで」
私の頭を囲うように両腕をベッドに着いて、少し眉を下げた斎藤さんが私を見下ろしてきた。その切なく懇願するような眼差しにドクンと心臓が跳ねる。
「……たっ、たくまっさ」
ドキドキしながら見つめ返して、紡いだ名前は途中で斎藤さんに吸い取られた。
「っん……ふ、ぁっ」
深い口づけ。歯列の裏をなぞられて、ゾクゾクと快感が駆け上がる。口蓋を伝い、絡む舌に身体も心も解けていく。
「たっくまさ……ん」
そのまま沈んでしまいそうで、斎藤さんの首に腕を絡めた。ビクッと斎藤さんの肩が揺れる。
「……っすみ」
いつになく余裕のない、熱を帯びた甘いテノール。腰に響いて蕩かされる。身体がじわじわ熱くなる。
「ずっと、いて?」
すぐ耳元で聞こえた斎藤さんの声。ゾクゾクするほどの艶を帯び
「も、離してやれないけど、い?」
胸の奥をギュッと捕まれた。
かつて怖いと思った束縛が、斎藤さんからだと嬉しくて。もっと強く留めておいて欲しい。
一緒に暮らすのは躊躇するのに、離れたくないと思ってしまう。
「さいと」
「ね、真純。名前で呼んで」
私の頭を囲うように両腕をベッドに着いて、少し眉を下げた斎藤さんが私を見下ろしてきた。その切なく懇願するような眼差しにドクンと心臓が跳ねる。
「……たっ、たくまっさ」
ドキドキしながら見つめ返して、紡いだ名前は途中で斎藤さんに吸い取られた。
「っん……ふ、ぁっ」
深い口づけ。歯列の裏をなぞられて、ゾクゾクと快感が駆け上がる。口蓋を伝い、絡む舌に身体も心も解けていく。
「たっくまさ……ん」
そのまま沈んでしまいそうで、斎藤さんの首に腕を絡めた。ビクッと斎藤さんの肩が揺れる。
「……っすみ」
いつになく余裕のない、熱を帯びた甘いテノール。腰に響いて蕩かされる。身体がじわじわ熱くなる。