この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
斎藤さんが上から覆い被さってくる。そのままキツく抱き締められて
「ずっと、いて?」
すぐ耳元で聞こえた斎藤さんの声。ゾクゾクするほどの艶を帯び
「も、離してやれないけど、い?」
胸の奥をギュッと捕まれた。
かつて怖いと思った束縛が、斎藤さんからだと嬉しくて。もっと強く留めておいて欲しい。
一緒に暮らすのは躊躇するのに、離れたくないと思ってしまう。
「さいと」
「ね、真純。名前で呼んで」
私の頭を囲うように両腕をベッドに着いて、少し眉を下げた斎藤さんが私を見下ろしてきた。その切なく懇願するような眼差しにドクンと心臓が跳ねる。
「……たっ、たくまっさ」
ドキドキしながら見つめ返して、紡いだ名前は途中で斎藤さんに吸い取られた。
「っん……ふ、ぁっ」
深い口づけ。歯列の裏をなぞられて、ゾクゾクと快感が駆け上がる。口蓋を伝い、絡む舌に身体も心も解けていく。
「たっくまさ……ん」
そのまま沈んでしまいそうで、斎藤さんの首に腕を絡めた。ビクッと斎藤さんの肩が揺れる。
「……っすみ」
いつになく余裕のない、熱を帯びた甘いテノール。腰に響いて蕩かされる。身体がじわじわ熱くなる。


/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ