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甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
私も毎日逢いたいけれど……

以前も一緒に住みたいと言われたことがある。でも……
それは、無理。
斎藤さんは大丈夫。そう分かっているのに、まだ怖い。踏み出すことが、出来ない。

左右に首を振った私に
「うん、分かってる」
斎藤さんは優しく言って頭にキスをしてくれた。
「いつか、ね」
くしゃりと髪を乱し、身体をきつく抱き締めてくる。
「愛してるよ、真純」
チュッと降ってきたリップ音。
頭から滑り下りてきた右手に顎を掬われて視線が交わる。
「愛してる」
唇が重なった。
「んっ」
上唇と下唇とを交互に啄まれ、合間に囁かれるのは甘い言葉。
「真純だけを」
「愛してる」
「もっと、ずっと」
「一緒にいようね」
斎藤さんの優しさに涙は溢れる一方で、止まりそうもない。

斎藤さん、斎藤さん……

「すっ、き……」
「うん」
私の言葉はすぐに口づけに奪われる。
滑り込んできた舌に翻弄されて、溶かされる。でももっと、私も斎藤さんに伝えたい。
「だいすき、なの」
「うん」
「ずっと、そばに、んっ……そばに、いさせてくだっ、あっ」
突然、身体をグイッと返された。
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