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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
あの後落ちる様に眠ってしまった私は拓真さんがお兄さんとどんな話をしたのかも、いつ戻ってきたのかも知らない。気が付いたら朝になっていた。
拓真さんに起こされて、なぜか三人で朝食を取る事に。
リビングでの対面一番
「昨日は申し訳ありませんでした」
真面目な顔をしたお兄さんに頭を下げられた。
反射的に身体が竦む。逃げるように拓真さんの後ろに隠れてしまった。
「大丈夫、もう何もしないから」
振り返った拓真さんがあやすようにポンポンと軽く頭に手を乗せる。そのままキュッと抱き締められて拓真さんのぬくもりにホッとした。心強い腕に縋りつきながら覗いたお兄さんは眉をハの字に下げた困り顔。
「拓真が女の子連れ込んだの初めてなんだよね。興味が湧いて、品定め。悪かった」
そう言ってまた頭を下げる。
『品定め』と言ったお兄さんの右の口角が一瞬上がった様に見えたのは……気のせい?
じりっと下がった私を受け止め
「大丈夫、昨日絞めといたから」
私にそう言ってお兄さんに向き直る。
「怖がらせんな」
「分かったよ。ゴメンね」
ひょいと覗かれてどうしても肩がすくんだ。
拓真さんに起こされて、なぜか三人で朝食を取る事に。
リビングでの対面一番
「昨日は申し訳ありませんでした」
真面目な顔をしたお兄さんに頭を下げられた。
反射的に身体が竦む。逃げるように拓真さんの後ろに隠れてしまった。
「大丈夫、もう何もしないから」
振り返った拓真さんがあやすようにポンポンと軽く頭に手を乗せる。そのままキュッと抱き締められて拓真さんのぬくもりにホッとした。心強い腕に縋りつきながら覗いたお兄さんは眉をハの字に下げた困り顔。
「拓真が女の子連れ込んだの初めてなんだよね。興味が湧いて、品定め。悪かった」
そう言ってまた頭を下げる。
『品定め』と言ったお兄さんの右の口角が一瞬上がった様に見えたのは……気のせい?
じりっと下がった私を受け止め
「大丈夫、昨日絞めといたから」
私にそう言ってお兄さんに向き直る。
「怖がらせんな」
「分かったよ。ゴメンね」
ひょいと覗かれてどうしても肩がすくんだ。