この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
「なぁにぃ、独り占め?」
近付いてくる声。
拓真さんの腕に力が入って、私まで緊張する。でも
「シンディ、タイキと交代」
追い掛けるように掛かった佐伯さんの一言に
「……OK」
シンシアさんが短く応える声が聞こえてきた。

そっか。みんなで交代で料理出してくれるんだ。

拓真さんの腕が解ける。
「何か飲もうか?」
覗き込んでくる優しい眼差しに、張っていた気持ちが緩んだ。変に緊張したせいか喉が渇いてる。
聞かれて直ぐに浮かんだのは仕事納めの時に頂いたサングリア。でも見渡したテーブルにソレらしいデカンタはない。
「何がありますか?」
桐生さんがニコリと笑いかけてくれる。
「何でもご用意致しますよ」
せっかくそう言ってくれてるところ申し訳ないけれど……
「お水、下さい」
「かしこまりました」
笑顔のまま頷いて
「タクはどうしますか?」
拓真さんにも声を掛ける。
「……お願いしても良いですか?」
遠慮がちに確認した拓真さんに、桐生さんが笑みを深くする。
「お持ちしますよ」
「では、俺も水をお願いします」
「分かりました。河合さんのご案内をお願いします」
軽く頭を下げて、桐生さんは離れて行った。
/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ