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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
「あっ、やっ!」
指先がクルクルと円を描き、なぞるように奥へと進む。ビクンと跳ね上がった腰。そのまま引き上げられそうになって慌てて身体を捻った。
「やっ、です」
今日はいつもより身体が感じやすいから、後ろからは何だか怖い。強い快楽に囚われて、自分が自分じゃなくなりそうで。
拓真さんを、感じていたい
だから……
ギュッて、して欲しい
振り返った私に拓真さんがふうっと優しい笑みになった。
「うん、そうだね」
まるで私の願いが聞こえたかのように頷いて。
あ……
左の肩をクイッと押された。上向きに倒されて、手首を掴まれる。一瞬緊張したけれど、拓真さんの首に掛けさせられた。
スイッと上がってきた拓真さんと額が重なる。
「おいで、真純」
柔らかなテノール。
「ギュッて、してあげる」
「っ!」
すぐ目の前で綻ぶ笑顔。
それこそギュッと胸の奥を捕まれた。
右腕も拓真さんの首に絡め、縋り付く。
「たくまさん」
「んー?」
上から包み込む様に拓真さんが抱き締めてくれる。
直に触れる熱い肌。重なる胸に伝わる拓真さんの鼓動が心地良い。
す、き……
拓真さんが、好き
指先がクルクルと円を描き、なぞるように奥へと進む。ビクンと跳ね上がった腰。そのまま引き上げられそうになって慌てて身体を捻った。
「やっ、です」
今日はいつもより身体が感じやすいから、後ろからは何だか怖い。強い快楽に囚われて、自分が自分じゃなくなりそうで。
拓真さんを、感じていたい
だから……
ギュッて、して欲しい
振り返った私に拓真さんがふうっと優しい笑みになった。
「うん、そうだね」
まるで私の願いが聞こえたかのように頷いて。
あ……
左の肩をクイッと押された。上向きに倒されて、手首を掴まれる。一瞬緊張したけれど、拓真さんの首に掛けさせられた。
スイッと上がってきた拓真さんと額が重なる。
「おいで、真純」
柔らかなテノール。
「ギュッて、してあげる」
「っ!」
すぐ目の前で綻ぶ笑顔。
それこそギュッと胸の奥を捕まれた。
右腕も拓真さんの首に絡め、縋り付く。
「たくまさん」
「んー?」
上から包み込む様に拓真さんが抱き締めてくれる。
直に触れる熱い肌。重なる胸に伝わる拓真さんの鼓動が心地良い。
す、き……
拓真さんが、好き