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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
じわりと汗を浮かせ、真純の身体がピクンピクンと跳ねる。
顎を引き、耐えてる姿にソソラレル。
「真純……ね、顔、見せて?」
逸らしたハズの欲を揺り起こされる。
押さえていた手を離し、顎を掬い上げた。絡めた視線。真純の目じりに滲む涙。

ね、もっと、啼かせて良い?

真純の弱い場所を狙って円を描くように擦り上げた。
「やっ、ぁん、あっ」
瞬時に応じて揺れる腰。
「可愛い」
唇を重ね舌を絡めて、縋り付いてきた真純を抱き寄せる。
「た、くま、さっ」
「うん」
震える身体を強く引き寄せ、指先に圧を掛けた。ギュッと俺の指を引き込んで、真純の身体がまた跳ねる。反らされた白い喉。堪らずそこに咬みついた。

可愛い。愛しい。
愛おしい。

込み上げてくる想いのままに真純を跳ばせて。倒れ込んできた熱い身体。ピタリと重なるように抱き留めた。

真純、愛してる……

間を隔てる濡れたパジャマが煩わしい。
直に肌を重ねたい。
くったりした真純が抵抗出来ないのを良いことに、そのままパジャマを剥ぎ取った。
露になる滑らかな白い肌。上気して淡い朱に染まり、甘く香って俺を誘う。
濡れたままは風邪をひく。バスタオルとローブで包んで抱き上げた。
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