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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう
円を描くように擦り付けられて、蓄積していく甘い疼き。

あぁ……イィ、ん

足がガクガクしてる。
身体を支えていられない。
芯を弄っていた手に腿の内側をスルリと撫でられた。
「ひっあっ!」
一瞬で力が抜ける。必然拓真さんの上に腰を落としてしまって……
「っ!!」
声にならない。
「はっ」
拓真さんの熱い息が耳に掛かる。それだけでキュンとなる。
「真純。倒す、よ?」
拓真さんが腿を撫でていた手をベッドに付いた。肩に回されていた腕に強く引き寄せられて、身体が前に傾ぐ。腕を後ろに組まされたまま、うつ伏せに倒された。
背中に覆い被さられてるのに苦しくないのは、拓真さんが自分で身体を支えてくれているから?
そのままギュッと抱き締められてまた景色が滲んでく。

何でこんなに涙が出るんだろう……

頬に流れた涙はすぐにシーツに吸い込まれて、少しずつその染みを大きくする。気付かれないように気を付けていたのに
「ゴメン、キツかった?」
拓真さんが身体を起こしてそっと腕を解いてくれた。離れてしまった繋がり。熱いままのソコが切ない。もっと欲しいと震えてる。
「だ、大丈夫……です」
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