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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう

残念に思うとか、ガキみたいな自分がまた癪に障る。
……んだよ
ふっと吐息が掛かった。
その近さに驚いて。思わず目蓋を上げ、目前に迫る真純にもうひとつ驚いた。
上気した頬。閉ざされた目蓋の縁で長い睫毛が震えてる。何をされるのかは歴然で。
構える間もなくフワリと重なった唇。
心臓が跳ねる。
真純……!
一気に気分が上昇する。眠気なんて、すっ飛んだ。
押し当てられただけのそれが、一度離れてチュと下唇に柔く吸い付いてくる。次いで上唇にも……
じわりと広がる甘い痺れ。
ゆっくり交互に啄まれ、欲が湧く。
身体を返して組み敷きたい……
でも、せっかくの真純からのアプローチを切りたくなくて。何とかその衝動をやり過ごす。
チュと音を立てて離れた唇が恋しい。
身体を引いた真純がゆっくりと目蓋を上げた。
「……っ!」
俺を見て大きく目を見開き、一気に頬を赤く染め上げる。さらに後ろにずり下がろうとしたのを、引き寄せたままの手を強く掴んで阻止した。
「はよ、真純」
「……お、おおはようございます!」
笑い掛けた俺に、真純の返してくれる笑みはぎこちない。
……んだよ
ふっと吐息が掛かった。
その近さに驚いて。思わず目蓋を上げ、目前に迫る真純にもうひとつ驚いた。
上気した頬。閉ざされた目蓋の縁で長い睫毛が震えてる。何をされるのかは歴然で。
構える間もなくフワリと重なった唇。
心臓が跳ねる。
真純……!
一気に気分が上昇する。眠気なんて、すっ飛んだ。
押し当てられただけのそれが、一度離れてチュと下唇に柔く吸い付いてくる。次いで上唇にも……
じわりと広がる甘い痺れ。
ゆっくり交互に啄まれ、欲が湧く。
身体を返して組み敷きたい……
でも、せっかくの真純からのアプローチを切りたくなくて。何とかその衝動をやり過ごす。
チュと音を立てて離れた唇が恋しい。
身体を引いた真純がゆっくりと目蓋を上げた。
「……っ!」
俺を見て大きく目を見開き、一気に頬を赤く染め上げる。さらに後ろにずり下がろうとしたのを、引き寄せたままの手を強く掴んで阻止した。
「はよ、真純」
「……お、おおはようございます!」
笑い掛けた俺に、真純の返してくれる笑みはぎこちない。

