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第26章 睦みあう

真純を押さえるのを止め、腰から手を離したところだった。結果、当然支えをなくした真純の身体は重力に引かれる事になり
「ひあんっ！」
クプリと音をたてて飲み込まれる。
「っは、っ……」
ダイレクトに絡み付いてくる熱い襞。溢れるぬめりが抵抗を最小限に、一気に奥まで到達させられて
「やぁあっ！」
真純が猫の様に俺の胸に爪を立て、腕を突っ張った。

くっ、そ……

ギュンと引き込まれて息が止まる。
欲の捌け口でしかなかった女相手に生でする訳もなく。直に擦れ合う粘膜がもたらす、初めての快感に身体が震える。
「っすみ、ちょっ、動くな」
動揺から上手く腰を上げられずにもがく真純を押さえ付けた。
「ん、ふ……ぁ」
まるでそこに単独の意志があるかのように絡み付いてくる内壁。熱は高まる一方で。呼応する様に真純のナカのオレがヒクツク。

これ、ヤバい
良すぎて、どうにかなりそぅ……

「ごめん……抜く、から」
襲いくる波に流されそうで、真純の腰を持ち上げようとした。俺の手に真純の手が重なる。
「やっ、だ」
そんな風にされるとは思いもしてなくて。
「ます、み？」
名前を呼ぶ声が掠れた。