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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう
「止め、ないで……」
小さな声。恥ずかしそうに俯いて、胸元まで薄紅色に染まった白い肌。真純の放つ色香にゾクゾクする。
俺が抜こうとしてるのを拒むように腰をグッと押し付けられた。深くなった挿入に背筋が粟立つ。

ただ挿入れてるだけ。たった一枚、薄いゴムがないだけ。なのに……
熱く、柔らかい粘膜。蠢く襞に絡み付かられて、下腹に熱が集まる。
「ね、真純。ゴム、着けるから、一旦抜かせて?」
「……や、です」
少し黙り込んで左右に首を振る。同時にキュッと絡み付かれて息が詰まった。

マジで、ヤバい。
気を抜くと勝手に腰が動きそう。

爆発しそうな自身を必死に押さえ付け、ゆっくりと息を吐く。
「真純、良い子だから、力抜いて?」
腰を持ち上げようとすると抵抗する真純に力が入り、締め付けられて悪循環。
「やっ!」
こんなに頑なな真純も珍しい。
「嫌、じゃない」
説得するために声のトーンを落とし、言葉を続けようとして
「たっ、拓真さんも……気持ち良くなって?」
胸の上で拳を握られた。眉の下がった困り顔。赤い頬に涙の滲む瞳。
ドクリと鼓動が跳ねた。
告げられた言葉に、真純の想いに、撃ち抜かれて。
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