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甘く、深く、繋がって
第27章 微睡みの中へ
なのに『ナマはダーメ』って。すごく気持ち良さそうだったのに、続けさせてもらえなくて。

『期待してイ?』

そう言った拓真さんに翻弄されてるのは結局、私……

右足を拓真さんの右肩に掛け、身体を捻らされて。深く挿入り込んでくる。奥の入り口を突かれて目の前に火花が散った。
「んんっ!っ、あ!」

ソコは、だ め……

「はっ、すっげ……」
キュウと拓真さんを締め付けてるのが自分でも分かる。
気持ちが良くて、叫び出してしまいそう。
蓄積する甘い疼き。何度も直前に逸らされて、解放されたいと望んでる。
「も、や……ぁあ」
拓真さんにすがり付きたいのに腕がそこまで上がらない。頑張って伸ばした右手を拓真さんが捕まえてくれた。口元まで引き寄せ、チュッと指の背にキスをして。
「イキたいの?」
小さく首を傾げられる。弧を描く柔らかな眼差し。右だけ上がった意地悪な口角。
拓真さんの手をキュッと握り返した。

イキ、たい……
イカせて、ほしい
もう、げんかい……

「……たい、です」
恥ずかしくて口の中で籠った小さな声。聞こえたかどうかも怪しいのに、拓真さんがふふっと笑った。

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