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第27章 微睡みの中へ

私の足を肩から下ろし、覆い被さってくる。両手を拓真さんの首に掛けさせられた。
「掴まって？」
耳元で聞こえた声。ゾクゾクして反射的に腕に力が入る。
拓真さんが首と腰とを支えて抱き起こしてくれる。一度抱え上げられ、浅くなった繋がり。胡座をかいた上に座り直させられて
「あっ！」
思わず退いた腰。直後にグイッと引き寄せられた。
「ひあん！」
深く、なる。
下から突き上げるように揺すられて
「あっ、あん、やっ、あっ」
奥に当たる度、嬌声が上がる。
「ちゃんと言って？真純」
ガッシリ腰をホールドされて逃がれる場がない。
「イキたい？」
「ぁ、ぅんっ、ゃ、あぁっ！」
腰を掴んでグリグリと……

やっ、そこばっか
だ め っ！

目の前がチカチカする。ギューッと凝集する疼き。

く、るっ！

刹那、拓真さんが動きを止めた。
「ん、やっ！」
腰を抑え込まれ、動きを奪われた反動で背中が震える。
またしても直前で逸らされた。
もう、イカせて欲しくて堪らない。

……ど、して？

涙目で見上げた拓真さんの口角が上がってる。はっと短く息を吐き、額を擦り寄せてきた。
「すっげ可愛い」
次いで鼻と鼻がぶつかって。ペロリと唇を舐められた。