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甘く、深く、繋がって
第30章 仕事初め
『私を、その公園に……連れて行って下さい』
キスの合間に紡がれた甘い声に胸が熱くなった。

初めて会った日の話をした時、真純は身に覚えがないようで、不安そうに俺を見詰めてきた。
それもその筈。彼女は四、五歳の頃の話。その上、両親の死と度重なる引っ越し……真純に覚えていろだとか、思い出せと言う方が間違っている。
真純に記憶がなくとも、俺が覚えている。それで良いと思っていた。
なのに、真純は記憶がないなりに、同じものを共有しようとしてくれている。

ホント、どうして真純は……

心を掴まれる。

愛しい思いは彼女を愛したい欲求と繋がって、腹の底に熱が集まる。
兄貴を気にする真純に頑なに拒否されて、最後までシたのは晦日の夜が最後。とはいえ、その分散々エロい悪戯したくせに。いや、したからか……

俺の背中に腕を回し、抱きついてくる真純の身体は柔く甘くて。温かいその肌を直に触れて感じたいと俺の中の雄が蠢く。

真純の休憩は一時まで。
始めてしまったら最後、それまでに終わらせて帰すなんて、絶対に出来ない。
分かっていながら、掛けてしまった『誘い』。

まさか、『諾』と返されるとは……
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