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甘く、深く、繋がって
第7章 失態
一瞬で頭が真っ白になった。
すぐに身体を引いて黒田さんがニコッと笑う。
「付き合い初めのラブラブなところ申し訳ないんだけど、オレ諦めないから」
ターゲットを定めた獣の目。強い眼差しに身体が引けて、椅子の支えを失った。
「ぅおっ!」
伸びてきた黒田さんの手に腕を引き戻される。お陰で落下は免れたけど……不本意ながらも抱き寄せられる体勢に身体が固まった。
「あっぶね」
さっき迄一緒に働いていた黒田さんからは汗と煙草、男の人の匂いがしてクラクラする。思わずギュッと目を閉じた。
胸に手を付き身体を起こそうとして、強い腕に阻まれる。
「はっ離して下さい!」
思い切り押しても力の差は歴然で
「真純ちゃん柔らかい。イイ匂いする」
さらに強くと抱き締められてしまった。
「ゃ、止めてください」
周りに迷惑を掛けたくなくて、斎藤さんに気付かれるのも嫌で、大きな声を出す事が出来ない。とにかく離れたくて必死に拳で胸を叩き、身体を捩った。
「やっべ。萌える」
ふっと緩んだ腕にホッとしたのも束の間、今度は二の腕を掴まれ唇を奪われた。
「んんっ!」
滑り込んできた舌にねっとりと歯列をなぞられて、背中が震える。
ヤ、だ!
すぐに身体を引いて黒田さんがニコッと笑う。
「付き合い初めのラブラブなところ申し訳ないんだけど、オレ諦めないから」
ターゲットを定めた獣の目。強い眼差しに身体が引けて、椅子の支えを失った。
「ぅおっ!」
伸びてきた黒田さんの手に腕を引き戻される。お陰で落下は免れたけど……不本意ながらも抱き寄せられる体勢に身体が固まった。
「あっぶね」
さっき迄一緒に働いていた黒田さんからは汗と煙草、男の人の匂いがしてクラクラする。思わずギュッと目を閉じた。
胸に手を付き身体を起こそうとして、強い腕に阻まれる。
「はっ離して下さい!」
思い切り押しても力の差は歴然で
「真純ちゃん柔らかい。イイ匂いする」
さらに強くと抱き締められてしまった。
「ゃ、止めてください」
周りに迷惑を掛けたくなくて、斎藤さんに気付かれるのも嫌で、大きな声を出す事が出来ない。とにかく離れたくて必死に拳で胸を叩き、身体を捩った。
「やっべ。萌える」
ふっと緩んだ腕にホッとしたのも束の間、今度は二の腕を掴まれ唇を奪われた。
「んんっ!」
滑り込んできた舌にねっとりと歯列をなぞられて、背中が震える。
ヤ、だ!