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甘く、深く、繋がって
第33章 溶け合う身体(後)
真純に刻まれた傷は時に重なり彼女を縛る。
そう簡単に呪縛は解けない。
セックスの度に不安に揺れて、また取り乱すかもしれない。何度も同じ事を聞いて来るかもしれない。
でも、それで良い。
気持ちを抑えがちな真純にはそれも大きな変化であって、俺に心を開いてくれている証とも思うから。愛しく思わない訳がない。
どんなに取り乱して同じ質問を繰り返されても、俺は変わらない。真純が安心するまで何度でも「大丈夫」だと「愛してる」と伝えさせて。
俺はずっと共にある、から。
「ん、んっ……たく、ま……」
少し掠れた高い声。濡れた瞳で名前を呼ばれ、腹の底の熱が増す。
組み敷いたたおやかな身体。しっとりと汗を滲ませ、突き上げる度にふるりと震える。密を滴らせる。
「た、く……まっ、あっ」
濡れた肌のぶつかる音に重なる熱い吐息。甘い香りと甘い声。
その全てにもっとと強請られているようで。頭の芯がジンと痺れる。
「真純……」
強く扱えば壊れてしまいそう。危惧しながらも、セーブするのはそろそろ限界。
色々ごちゃごちゃ考えていても、抑えていられるのは途中まで。真純の婀娜にあてられて、理性なんて飛ばされる。
そう簡単に呪縛は解けない。
セックスの度に不安に揺れて、また取り乱すかもしれない。何度も同じ事を聞いて来るかもしれない。
でも、それで良い。
気持ちを抑えがちな真純にはそれも大きな変化であって、俺に心を開いてくれている証とも思うから。愛しく思わない訳がない。
どんなに取り乱して同じ質問を繰り返されても、俺は変わらない。真純が安心するまで何度でも「大丈夫」だと「愛してる」と伝えさせて。
俺はずっと共にある、から。
「ん、んっ……たく、ま……」
少し掠れた高い声。濡れた瞳で名前を呼ばれ、腹の底の熱が増す。
組み敷いたたおやかな身体。しっとりと汗を滲ませ、突き上げる度にふるりと震える。密を滴らせる。
「た、く……まっ、あっ」
濡れた肌のぶつかる音に重なる熱い吐息。甘い香りと甘い声。
その全てにもっとと強請られているようで。頭の芯がジンと痺れる。
「真純……」
強く扱えば壊れてしまいそう。危惧しながらも、セーブするのはそろそろ限界。
色々ごちゃごちゃ考えていても、抑えていられるのは途中まで。真純の婀娜にあてられて、理性なんて飛ばされる。