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甘く、深く、繋がって
第34章 エピローグ
「たくま、さん」
せっかく拭いた顔がまた涙でぐしゃぐしゃになった。そんな私に拓真さんが右の口角を上げて笑う。
「まぁ、二回も言質取ってるし?離してやんないけどね」
上から目線の物言いとは裏腹、私の涙を拭う指先は優しい。
誰よりも、何よりも大好きなこの人に、私は何を返せるのだろう……
涙を拭ってくれていた指先が耳を掠めて首を伝う。そのままスルリと身体の脇をなぞり、グイッと腰を引き寄せられた。直に触れあう肌が熱を持つ。
「真純は、俺の」
所有を主張しながらもそこから伝わる拓真さんの愛は大きくて。視界がじわりとボヤける。
「は、い」
拓真さんがふふっと笑って涙を拭ってくれた。
「じゃ、遠慮なく?」
クッと右の口角を上げ、押し付けられたのは拓真さんの。その熱にお臍の下がシュクシュクする。
言葉の代わりに拓真さんの首に両手を伸ばして唇を重ねる。
「ん……好き、拓真さっ」
瞬間身体を返され、拓真さんがのし掛かってきた。深まる口付け。甘く蕩けて求め合う。
何度目か分からない鈴の音が鳴っている。
「たく、ま」
「うん、もうちょっと」
構わず拓真さんが身体を進める。
「……あっ」
せっかく拭いた顔がまた涙でぐしゃぐしゃになった。そんな私に拓真さんが右の口角を上げて笑う。
「まぁ、二回も言質取ってるし?離してやんないけどね」
上から目線の物言いとは裏腹、私の涙を拭う指先は優しい。
誰よりも、何よりも大好きなこの人に、私は何を返せるのだろう……
涙を拭ってくれていた指先が耳を掠めて首を伝う。そのままスルリと身体の脇をなぞり、グイッと腰を引き寄せられた。直に触れあう肌が熱を持つ。
「真純は、俺の」
所有を主張しながらもそこから伝わる拓真さんの愛は大きくて。視界がじわりとボヤける。
「は、い」
拓真さんがふふっと笑って涙を拭ってくれた。
「じゃ、遠慮なく?」
クッと右の口角を上げ、押し付けられたのは拓真さんの。その熱にお臍の下がシュクシュクする。
言葉の代わりに拓真さんの首に両手を伸ばして唇を重ねる。
「ん……好き、拓真さっ」
瞬間身体を返され、拓真さんがのし掛かってきた。深まる口付け。甘く蕩けて求め合う。
何度目か分からない鈴の音が鳴っている。
「たく、ま」
「うん、もうちょっと」
構わず拓真さんが身体を進める。
「……あっ」