この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
五十嵐さくらの憂鬱。
第12章 …12
この世の中に
苦しかった彼と別れさせてくれ
さらに自分を全部くれると言ってくれる男の人が
どれほどいるのかさくらは知らない。

けれど、それを言われることが
とてつもなく幸せな彼女の立場だということくらいは
さくらにも分かる。

さくらは、樹にしがみついた。
樹もさくらの頭を愛おしそうにぽんぽんと撫でる。

「下さい、先輩の、全部私に…
先輩だけしかいらないです…。
だから、全部、教えてください…」

うん、と樹は優しくうなづく。
さくらは経験したことのない
これ以上幸せな気持ちのキスはもうないと言い切れるほどの
甘く切なく、満たされたキスをした。

「さくら。俺は、俺でいっぱいにしたいんだ…」

キスを続け、さらにそのキスが首筋に飛び火する。
耳たぶに強く吸い付き
耳と首の境を樹の舌が行ったり来たりする。

「俺だけを欲しがる顔が見たい…」

今度は重点的に首を犯される。
さくらは首が弱い。
ゾクゾクと背中が震え
心地よさと焦ったさが頭を支配し始める。

「俺だけに感じて、俺だけを欲しがる。
俺だけに満足してもらいたいし
欲しがる顔が見たくて意地悪したい」

他のやつになんか
ちっとも反応しないように。

樹は独白を降らせながら
さくらのシャツのボタンを外していく。
全部外して前から開く。
肩を露わにすると
鎖骨から肩を唇が這った。

「意地悪したいんだよ」

欲しがる顔に、樹は最高に欲情する。
恥ずかしさにまみれながら欲しいと訴える声は
樹の心を震わせる。
さくらの鳴く声は、樹の琴線に触れるし
欲しがる顔には欲望が抑えきれなくて
壊してしまいそうでいつも困るほどだ。

ーーー気持ちを抑えきれないのは、俺の方だーーー

ブラをずらして
真っ白な素肌と、ピンク色のかわいいそれに
樹は吸いついた。

「あっ…ぅ…」
「さくらの顔と声聞いてるだけで
満足なんだよ…。
でも、さくらがもっとって言うなら
もっと感じさせてやる。
いっぱいにして、俺で満たしてやるから」

樹は、満足そうにさくらをいたぶり始めた。
/249ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ