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五十嵐さくらの憂鬱。
第18章 …18
わざと音を立てて樹が舐めてきて
唇でつままれた蕾を吸われると
脳天を突き抜ける快楽が
またもや全身を痺れさせた。

「イっちゃった?」

それにうなづくと
さくらはシンクから降ろされ
後ろ向きにされてヒップを突き出すように持たれると
樹がさくらの中にみっちりと入って来た。

「さくら、かわいい」

腰を打ち付ける速度がどんどん早まっていく。
思えば、初めて樹に出会った時
他の彼氏がいて
そして、助けてもらった。

何度も溺れるほどに愛してくれて
何度も裏切るような行為をしたのに
それでもまたこうしてそばにい続けようとしてくれる。

甘美な刺激はさくらの体になじみ
もう、手放すことなんてできないと
さくらは思う。

そして、樹のくれる
おおらかな気持ちと、優しさと思いに
どれだけ甘えて
どれだけ傷つけて
どれもど困らせたかを思うと
さくらは涙が出てきた。

「泣いてるの、さくら?」

驚いた樹が動きを止めようとしたのを
さくらは押しとどめた。

「痛い? どうした?」
「違うの……幸せすぎて」

樹は後ろからさくらを抱きしめた。

「好きだよ、さくら」
「はい…私も、大好きです…」

もう1回やり直そう。
耳に樹の甘い声が響く。
首だけ振り返ると
優しくキスをされた。

さくらの涙がポタポタと落ちるのを
樹は拭った。

「やり直すからには、もう一度、躾けし直さないと」

覚悟しろよ。
それは、樹の照れ隠しのように思えた。
さくらは覚悟を決める。

「先輩の…好きにしてください…」

全部捧げます。
その言葉を、樹は唇ですくい取った。

樹がまた優しく動き始め
その動きに合わせて
引っ張られるかのようにさくらの腰も淫らに動く。

だんだんと樹の動きが早くなり
さくらの脳が麻痺した。
中がかき回されるたびに
理性がすっ飛んでいく。

打ち付ける音に混じって
粘膜の擦れる
ねちゃねちゃとした卑猥な音。
自分の喉からは、昨日出尽くしたと思っていたのに
いまだに出てくる声が遠くから聞こえる。
樹の吐息が苦しそうになり
そのうちに速さと硬さ
そして奥に打ち付ける深さが増す。

「さくら、いくよ」
「ぁっう…!」

もうすでにイき尽くした体は
樹とともにまたもや果てた。
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