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五十嵐さくらの憂鬱。
第4章 …4
この日をさくらがどんなに待ちわびていたか
知っている人間は少ない。
前回のデートから2週間あいだがあいて
月末の今日、
やっと光輝に会える。
光輝の仕事の休みを考えて
火曜日には授業をいれていない。
学年は2つ違うが
歳は1つ違うだけなのに
働いている光輝は偉いと思う。
大人っぽくて優しくて
ちょっぴりつめたい光輝。
光輝の一人暮らしの部屋につくと
タバコの臭いがした。
最近ストレスが多いのかタバコの量はだんだんと増えている。
片づける暇がないのか
洗い物も溜まって、洗濯物は畳めないまま
ソファの上で散らかっている。
光輝はベッドの上でタバコをふかしながら
携帯をいじっていた。
「お疲れ様。おはよう」
「おう」
「忙しそうだね。洗い物するよ」
「お、サンキュー」
まだ眠いのか、光輝は目をこすりながら
大きなあくびをした。
さくらは溜まった洗い物を片づけ
洗濯物をたたんだ。
ほっと一息ついて光輝を見ると
タバコを消してさくらに手を伸ばしてきた。
その手にすがるように抱きつき
ベッドに2人で沈み込んだ。
ーーーあぁ、やっぱり落ち着くーーー
光輝にぎゅっと抱きしめられ
さくらはその胸にしがみついた。
見上げるようにすると
光輝の唇がさくらの唇に押し付けられる。
そのまま熱いキスを堪能し
光輝はぎゅっとさくらを抱きしめたあと
力を抜いた。
突如、身体が自由になって
さくらは戸惑う。
「…悪い、眠い…」
光輝はそう呟くと
眠すぎてうまくしゃべれていない。
目をつぶったまま、動かなくなり
しばらくするとぐうぐうといびきをかきはじめた。
「なによ…もう…」
キスの余韻に焦らされながら
さくらはベッドから降りて
机の上を片付けると
課題を始めた。
知っている人間は少ない。
前回のデートから2週間あいだがあいて
月末の今日、
やっと光輝に会える。
光輝の仕事の休みを考えて
火曜日には授業をいれていない。
学年は2つ違うが
歳は1つ違うだけなのに
働いている光輝は偉いと思う。
大人っぽくて優しくて
ちょっぴりつめたい光輝。
光輝の一人暮らしの部屋につくと
タバコの臭いがした。
最近ストレスが多いのかタバコの量はだんだんと増えている。
片づける暇がないのか
洗い物も溜まって、洗濯物は畳めないまま
ソファの上で散らかっている。
光輝はベッドの上でタバコをふかしながら
携帯をいじっていた。
「お疲れ様。おはよう」
「おう」
「忙しそうだね。洗い物するよ」
「お、サンキュー」
まだ眠いのか、光輝は目をこすりながら
大きなあくびをした。
さくらは溜まった洗い物を片づけ
洗濯物をたたんだ。
ほっと一息ついて光輝を見ると
タバコを消してさくらに手を伸ばしてきた。
その手にすがるように抱きつき
ベッドに2人で沈み込んだ。
ーーーあぁ、やっぱり落ち着くーーー
光輝にぎゅっと抱きしめられ
さくらはその胸にしがみついた。
見上げるようにすると
光輝の唇がさくらの唇に押し付けられる。
そのまま熱いキスを堪能し
光輝はぎゅっとさくらを抱きしめたあと
力を抜いた。
突如、身体が自由になって
さくらは戸惑う。
「…悪い、眠い…」
光輝はそう呟くと
眠すぎてうまくしゃべれていない。
目をつぶったまま、動かなくなり
しばらくするとぐうぐうといびきをかきはじめた。
「なによ…もう…」
キスの余韻に焦らされながら
さくらはベッドから降りて
机の上を片付けると
課題を始めた。