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第4章 …4

「あ、ん……」

光輝の舌なのに、樹の舌の感覚が思い出される。
それほどまでに毎日
さくらは樹の舌で口内を犯されていた。

ーーー俺とのキスを思い出してーーー

樹の声が耳元で聞こえるようだ。
身体が熱くなりすぎて
目頭が熱くなってきた時
光輝の指がさくらのスカートをめくり
下着に触れる。

下着の中に手を入れてきた。

ーーーまだ、そこじゃないーーー

頭が一瞬で冷えて
さくらはとっさに光輝の手を掴んで嫌がった。

「ん、いや…！」
「なんだよ。嫌じゃないだろ」

光輝は両手を使って
さくらの制止も聞かずに
下着を脱がせた。

「あ、いやぁ…！」
「うわ、さくら…なにこれ」

さくらの割れ目に指を這わせた
光輝は驚きの声をあげた。
触られたさくらも、その理由がよくわかっていた。

「もうこんなに濡れてるの？
びしょ濡れじゃねーか」

そのぬめりをすくうように
光輝は指を上下に動かした。

「うぅ…いやぁ…」
「キスしかしてないのにこんな濡らして。
もう、入るんじゃねーの？」
「や、まだ入んない…」

光輝はパンツを脱ぐと
すでに充血して硬くなったそれが見えた。

「光輝、まって…」
「さくら、入っちゃうよ」

光輝は自分のそれをさくらに押し付けて上下に動かし
ぴちゃぴちゃと音を立てた。

「ほら、すごい…」
「あ、待っ…ん…！」

ずぶ、とさくらの中に
一気に光輝が入ってきた。

「ああ…」

ーーーやっぱりーーー

「さくら、すごい。やっぱ入っちゃった」
「ん…ぁ、あ」

ーーーやっぱり、気持ちよくないーーー

表面は濡れていても
奥までは濡れきれていない。
初めの挿入が痛いのに
容赦無く挿れられズブズブと抜き差しされる。

そのうちに蜜が中に広がり
痛みが快楽にかわってくる。

光輝は我慢できないのか
がむしゃらに腰を打ち付けた。
ぐ、と奥に当たる時は
頭が痺れるような感覚が全身に広がる。

ーーーあぁ、そこじゃないーーー

「光輝、もっと抱きついて？」
「こう？」

ーーーそこじゃないーーー

うまく気持ちがいいところに当たらず
さくらは腰を動かしたが
光輝はさくらの意と反する体位で
力まかせに腰を振った。

「違っ…こっちもっと…」

光輝の足に触れて誘導しようとするがうまくいかない。

「違…そこじゃない」
「じゃあどこだよ」

光輝が動くのをやめた。