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第3章 二十人殺し

胸糞悪い。

ミュカは数年前の自分を思い出した。
男たちにいいように扱われ、女たちに身に覚えのないことで責められ。

まだ力の使い方もよくわからず、ただ耐えるしかなかった。

あの屈辱は忘れない。

隈のある男は、おどおどと弁明する。

「で、でも、俺だけじゃねぇ。アルベリオに女取られて鬱憤溜まってた奴は他にもいる。みんな、俺がやったことに賛同してくれた。なぁ、マスター？」