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リリスの双子 ―悪魔が見た男女の記録―
第4章 図書館の女
今まで自分がまとっていた鎧を、この少年は全て壊してくれる。
本当のクレアを引きずりだしてくれる。
やり方は乱暴だったけれど、その方がクレアにとってはよかったのかもしれない。
「うっ……」
体内に収まったままの少年が動き出す。
達したばかりの体は敏感で、クレアは再び少年にしがみつく。
クレアの方も一度では満足していない。
淫魔の力のせいなのだろうか。
それとも、この姿こそがクレアが隠し持っていた本来の自分なのだろうか。