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第4章 図書館の女

少年は抵抗しなかった。
テクニックもない、ただぶつけるだけの口づけを受け入れてくれる。

クレアの興奮が高まっていく。

「あっ！　くるっ！　あっあっあああああ！」

初めての絶頂にクレアは怯えた。
けれど少年がしっかりと受け止めていてくれる。

きつく抱き合ったまま、クレアは気を飛ばした。

しばらくして、ぼんやりと目を開く。
頭がふわふわして、体が軽くなった気がした。

急に悟った。

自分は今、自由だ。