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第6章 修道女

「いいよ。僕、力の調節の仕方がわかってきたから。あなたのことは殺さないでいてあげる」

ずず、と、体の内に、固い何かが突き刺さってくる。

「い、たぃいぃっ、やだぁ！　いやぁあ！」

指とは比べようもなく質量のある物体が、ルイーズの内側を引き裂いていく。

「僕が神様の呪縛を解いてあげるよ。そうしたら修道女なんてやめて、好きな人と一緒になれるでしょう？」

ずん、と腹の奥まで押し込まれて、ルイーズは絶望の呻きをあげた。

「あああ！」

自分の臀部が、少年の腰とぴったりくっついているのがわかる。
腹の奥の奥、一番深いところまで、楔は打ち込まれてしまった。