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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~

わたしは、慎二さんに返信する。
『慎二さまはお仕事中ですよね。
お疲れさまでございます。
> ななさんは、彼とは永かったんでしょう?
> 私は、男性として思います。
> もしも、彼が、ななさんを嫌いだったら、
> こんなに永くつきあえないと思いますよ。
> ましてSっぽかったら、
> 愛情表現として、わざとひどいことをしますよ。
かなり救われました…。
私は、なんとなく、
体の相性がよくて、つきあっていたのかな?
いや、そうじゃない…。
と、悩みながら、つきあってきたと思います。
彼が「好きだよ。」
と、言ってくれても、信じられなかったし、
そういう私に疲れてしまって、
別れを告げられたのだと今はわかります。
彼のことが好きだから、信じることができなくて。
たくさん焼きもちを妬いてしまったんですが、
彼にはわからないと思います。
話し合うことを面倒だと言っていた彼にとっては、
ただ重たくて面倒になってしまったのだと思います。
> 私の調教は、ノーマルでは考えられないくらいひどいことをしていました。
過去形で書かれているのが、気になりました。
今は、そうではないということですか?』
ノーマルでは考えられないくらいひどいこと……
この言葉が、ひどく気になった。
もともと、SMの世界は、ノーマルのそれとは、
大きく違っているハズ。
なのに、あえて「ひどいこと」と表現するのには、
なにか理由があるのだろうか……。
『慎二さまはお仕事中ですよね。
お疲れさまでございます。
> ななさんは、彼とは永かったんでしょう?
> 私は、男性として思います。
> もしも、彼が、ななさんを嫌いだったら、
> こんなに永くつきあえないと思いますよ。
> ましてSっぽかったら、
> 愛情表現として、わざとひどいことをしますよ。
かなり救われました…。
私は、なんとなく、
体の相性がよくて、つきあっていたのかな?
いや、そうじゃない…。
と、悩みながら、つきあってきたと思います。
彼が「好きだよ。」
と、言ってくれても、信じられなかったし、
そういう私に疲れてしまって、
別れを告げられたのだと今はわかります。
彼のことが好きだから、信じることができなくて。
たくさん焼きもちを妬いてしまったんですが、
彼にはわからないと思います。
話し合うことを面倒だと言っていた彼にとっては、
ただ重たくて面倒になってしまったのだと思います。
> 私の調教は、ノーマルでは考えられないくらいひどいことをしていました。
過去形で書かれているのが、気になりました。
今は、そうではないということですか?』
ノーマルでは考えられないくらいひどいこと……
この言葉が、ひどく気になった。
もともと、SMの世界は、ノーマルのそれとは、
大きく違っているハズ。
なのに、あえて「ひどいこと」と表現するのには、
なにか理由があるのだろうか……。

