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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~

『> なんて甘くてせつないんだろうと思いました。
> とても従順で、二人だけの世界だなって。
> ななさん、そう感じたなら充分この世界の住人になれますよ。
自分の中のいろんなことを
飛び越えてゆけるといいのですが。
> ご主人様にすべてを預けないと
成立しない世界だとも思いました。
> 主従関係は、それに尽きると思います。
依存したがり屋さんなので、
そういう意味では向いているのかもしれません。
(向き不向きの問題ではないと思いますが。)
> 御主人様は、奴隷が抵抗してできないことを、
できるようにさせる…。
調教するのです。
私のように
「これはダメです。」
「これは無理です。」
という奴隷は、ご主人様にとっては、
調教のしがいのある奴隷ということですか。
ご主人様冥利に尽きるというか…。
私は、ホントに天の邪鬼だから、
理解していても命令をきかない時もあるし。
でも、めちゃめちゃ叱られて、
結果、ご主人様に支配される…という図式が見えました(涙)』
慎二さんのメールを読む。
考える……。
できること、できないこと。
できないこと?
できないことは……存在しない。
奴隷は
「しなければならない。」
そういう存在なのだから。
うっすらと理解している。
でも、
それを認め、
踏み込むのが、とても怖い。
自分がどんなふうに変わっていくのか
想像がつかないから。
> とても従順で、二人だけの世界だなって。
> ななさん、そう感じたなら充分この世界の住人になれますよ。
自分の中のいろんなことを
飛び越えてゆけるといいのですが。
> ご主人様にすべてを預けないと
成立しない世界だとも思いました。
> 主従関係は、それに尽きると思います。
依存したがり屋さんなので、
そういう意味では向いているのかもしれません。
(向き不向きの問題ではないと思いますが。)
> 御主人様は、奴隷が抵抗してできないことを、
できるようにさせる…。
調教するのです。
私のように
「これはダメです。」
「これは無理です。」
という奴隷は、ご主人様にとっては、
調教のしがいのある奴隷ということですか。
ご主人様冥利に尽きるというか…。
私は、ホントに天の邪鬼だから、
理解していても命令をきかない時もあるし。
でも、めちゃめちゃ叱られて、
結果、ご主人様に支配される…という図式が見えました(涙)』
慎二さんのメールを読む。
考える……。
できること、できないこと。
できないこと?
できないことは……存在しない。
奴隷は
「しなければならない。」
そういう存在なのだから。
うっすらと理解している。
でも、
それを認め、
踏み込むのが、とても怖い。
自分がどんなふうに変わっていくのか
想像がつかないから。

