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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~

わたしは、さっそくメールを書き始めた。
『ご主人さま、
メールありがとうございます。
> 千帆、メールは難しいものだね。
そんなつもりで、メールをしていないのに……
ご主人さまが、
そんなつもりでメールをしていないのは
重々承知しております。
> 千帆の心の奥底に触れてしまったようだね……。
……はい。
ご主人さまのキスの描写が、
とても上手だったので。
だから、
千帆は、
一気に思い出してしまったのだと思います。
> 怒りも、
失望もないよ。
> 人には過去があるものだから。
ご主人さま、優しすぎます……。
千帆は、泣きたくなります。
ご主人さまは不思議です。
冷静だったり、
厳しかったり、
いじわるだったり、
優しかったり……。
千帆は、ご主人さまの奴隷でよかったです。』
つかみどころがない……。
そう感じたことを、
なんとか伝えたかったのだけれど、
結局のところ
わかりづらい内容となってしまった。
ご主人さまとしての厳しさと
元々の根のやさしさ?と……。
共に持っているようのだろうと……考えた。
私が書いたことにたいして
「過去がある」
と言ってしまう……気持ちの大きさ。
それは、とても魅力的だった。
ああ、ご主人さまなのだと……。
強さと優しさを持ち合わせている……
そんなご主人さまなのだと思った。
『ご主人さま、
メールありがとうございます。
> 千帆、メールは難しいものだね。
そんなつもりで、メールをしていないのに……
ご主人さまが、
そんなつもりでメールをしていないのは
重々承知しております。
> 千帆の心の奥底に触れてしまったようだね……。
……はい。
ご主人さまのキスの描写が、
とても上手だったので。
だから、
千帆は、
一気に思い出してしまったのだと思います。
> 怒りも、
失望もないよ。
> 人には過去があるものだから。
ご主人さま、優しすぎます……。
千帆は、泣きたくなります。
ご主人さまは不思議です。
冷静だったり、
厳しかったり、
いじわるだったり、
優しかったり……。
千帆は、ご主人さまの奴隷でよかったです。』
つかみどころがない……。
そう感じたことを、
なんとか伝えたかったのだけれど、
結局のところ
わかりづらい内容となってしまった。
ご主人さまとしての厳しさと
元々の根のやさしさ?と……。
共に持っているようのだろうと……考えた。
私が書いたことにたいして
「過去がある」
と言ってしまう……気持ちの大きさ。
それは、とても魅力的だった。
ああ、ご主人さまなのだと……。
強さと優しさを持ち合わせている……
そんなご主人さまなのだと思った。

