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第4章 ～　ご主人様を想う　～

　『> しかし、それに耐えている時こそ、
　自分の身分や私の存在を
　リアルに
　そして身近に感じるはずだ。


　オナニーの禁止命令は
　たしかにつらいです。


　ご主人さまの奴隷にしていただいて
　まだ1週間も経っていませんが、
　千帆はご主人さまの命令にすぐに感じてしまいます。


　禁止されれば、妄想大好き？な千帆は、
　ご主人さまのおっしゃる通り、
　ご主人さまの視線や雰囲気をいつもより感じます。


　正直なところ、オナニーを禁止されても、
　千帆の本来の性格で
　体が反応しても
　本能を閉じ込めてしまうことは可能です。


　今まで、そうしてきたわけですし。


　でも、千帆は、ご主人さまの持ち物です。


　千帆の意思でそんなことはできません。
　ご主人さまの思いのままに。


　> ですが、千帆は、
　ご主人さまの奴隷にしていただいたなら、
　ココロは繋がっている……。


　千帆。
　心が繋がっているから、
　私は、千帆に調教ができるのだよ。


　ご主人さまは、魔法の言葉をくださいますよね。


　千帆は、うれしくてうれしくてしかたないです。


　千帆は、ギャップに弱いので、
　厳しいご主人さまと
　優しいご主人さまのギャップに
　ドキドキしております。』


ココロとカラダ。


どちらも……ご主人さまを求めている。


メールだけの関係。


主従関係……。


なにもかも……不思議ではあるけれど、
言えることはある。


わたしは、この世界が好きだ。


言葉遊びかもしれない。


でも。


メールだけの関係性だけど、
心が繋がっていると感じられる。


メールでも、
電話でも、
逢っていても。


心がすれ違う関係だったあるはずだ。


そういう関係に比べれば、
わたしの心には虚しさはなく、
むしろ満ち足りた気持ちがある。