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第5章 ～　千帆を想う　～

　『> 他人との距離感、確かに難しいものだ。


　> 主従関係は対等ではなく、
　上下の関係の中で、
　主従の距離感は
　密接といえるのではないだろうか。


　ご主人さまは、
　メールのやり取りでお気づきだと思いますが、
　千帆は好きな人には、
　好き好き大好き～と距離がかなり近くなります。
　男女問わず……ですが。


　主従関係は、
　礼節を持ってご主人さまを敬って、
　近くに置いていただける……。
　千帆は、そう思っておりますが、
　どうでしょうか？


　> 私は、
　千帆がそう言うと思っていたよ。


　やはりご主人さまですね。


　> これも、もちろん、
　千帆が好きな状況だね。


　私は、バックから犯すよ。


　……恥ずかしいです。
　でも、千帆は
　そう言われておまんこが疼いております。


　ご主人さまの私見を聞かせてくださり、
　千帆は


　「ご主人さまは、なかなか大変。」


　と、思いました。


　Ｍの方って、受け身が主体だと思います。


　相手のことを慮り、
　自分はどうしたいのか？
　どうされたいのか？


　シンプルだと思います。
　でも、Ｓの方は、
　多角的な思考が必要だと、
　ご主人さまの説明で感じました。


　> 自分は、理性を失わず、
　常に終始冷静に、
　奴隷を追い込んでいかなければ
　ならないことだろうか。


　千帆は、この一文を拝読して


　ご主人さまは、ご主人さまのだな…。


　と、クスッと微笑んでしまいました。』


短いメールにしたいと思っていても、
なかなかそうならなかった。


ご主人さまの質問には、
丁寧に答えたいと思ったし、
なにより、
千帆のことを……わかってもらいたい……
その気持ちが強かった。