この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~

ご主人さまからいただいた
メールを読んで、
すぐさま返信を書き始めた。
職場に着くまでに
書き終えたいと思うと
気が急いた。
調教だけでなく、
心のことを話せることが嬉しかった。
ご主人さまに、千帆のことを
たくさん知っていただけると
思うと……嬉しかった。
耳を傾けてくださる
ご主人さまの存在に感謝していた。
『> 千帆、
楽しめたようだね。
はい、とても楽しく
読ませていただきました。
ありがとうございます。
ご主人さまのご質問に
お答えさせていただきます。
> 千帆は、鎧をはずした時に、
精神的にダメージを受けてしまったら……
生きていけないとわかっています。
> 鎧をはずした千帆を目の当たりにし、
私がうんざりし、
否定されたらどうしようか。
と、言うことかい?
それもあります。
否定されるのは、
やっぱり怖いです。
でも、もっと怖いのは、
見捨てられることです……。
自分の鎧を取る……ということは、
絶対的な信頼関係がないとできません。
鎧を取る……ということは、
千帆にとっては相当な覚悟がいります。
その覚悟の上で、見捨てられてしまったら……。
千帆は、消えてなくなりたいと思います。
自分が覚悟をしたことへの後悔、
裏切られたと思う気持ちと
自分が悪いのだからという葛藤、
相手を責める気持ちと愛しく思う気持ち、
千帆の感情全部と向き合うわけでして。
そこから、自分の感情に折り合いがついたり、
千帆の答えが見つかれば「野良でも大丈夫。」
と、しっかり前を向けます。
また鎧を身に纏って。
ただ、
見捨てられる → 大丈夫
までの間の苦しさや辛さは何度か経験しており……、
知っているからこそ避けたいです。
千帆は、自虐的ですがそこまでは無理です。』
メールを読んで、
すぐさま返信を書き始めた。
職場に着くまでに
書き終えたいと思うと
気が急いた。
調教だけでなく、
心のことを話せることが嬉しかった。
ご主人さまに、千帆のことを
たくさん知っていただけると
思うと……嬉しかった。
耳を傾けてくださる
ご主人さまの存在に感謝していた。
『> 千帆、
楽しめたようだね。
はい、とても楽しく
読ませていただきました。
ありがとうございます。
ご主人さまのご質問に
お答えさせていただきます。
> 千帆は、鎧をはずした時に、
精神的にダメージを受けてしまったら……
生きていけないとわかっています。
> 鎧をはずした千帆を目の当たりにし、
私がうんざりし、
否定されたらどうしようか。
と、言うことかい?
それもあります。
否定されるのは、
やっぱり怖いです。
でも、もっと怖いのは、
見捨てられることです……。
自分の鎧を取る……ということは、
絶対的な信頼関係がないとできません。
鎧を取る……ということは、
千帆にとっては相当な覚悟がいります。
その覚悟の上で、見捨てられてしまったら……。
千帆は、消えてなくなりたいと思います。
自分が覚悟をしたことへの後悔、
裏切られたと思う気持ちと
自分が悪いのだからという葛藤、
相手を責める気持ちと愛しく思う気持ち、
千帆の感情全部と向き合うわけでして。
そこから、自分の感情に折り合いがついたり、
千帆の答えが見つかれば「野良でも大丈夫。」
と、しっかり前を向けます。
また鎧を身に纏って。
ただ、
見捨てられる → 大丈夫
までの間の苦しさや辛さは何度か経験しており……、
知っているからこそ避けたいです。
千帆は、自虐的ですがそこまでは無理です。』

