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~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~
ご主人さまからいただいた
メールを読んで、
すぐさま返信を書き始めた。


職場に着くまでに
書き終えたいと思うと
気が急いた。


調教だけでなく、
心のことを話せることが嬉しかった。


ご主人さまに、千帆のことを
たくさん知っていただけると
思うと……嬉しかった。


耳を傾けてくださる
ご主人さまの存在に感謝していた。


 『> 千帆、
 楽しめたようだね。


 はい、とても楽しく
 読ませていただきました。
 ありがとうございます。


 ご主人さまのご質問に
 お答えさせていただきます。


 > 千帆は、鎧をはずした時に、
 精神的にダメージを受けてしまったら……
 生きていけないとわかっています。


 > 鎧をはずした千帆を目の当たりにし、
 私がうんざりし、
 否定されたらどうしようか。
 と、言うことかい?


 それもあります。
 否定されるのは、
 やっぱり怖いです。


 でも、もっと怖いのは、
 見捨てられることです……。


 自分の鎧を取る……ということは、
 絶対的な信頼関係がないとできません。


 鎧を取る……ということは、
 千帆にとっては相当な覚悟がいります。


 その覚悟の上で、見捨てられてしまったら……。


 千帆は、消えてなくなりたいと思います。


 自分が覚悟をしたことへの後悔、
 裏切られたと思う気持ちと
 自分が悪いのだからという葛藤、
 相手を責める気持ちと愛しく思う気持ち、
 千帆の感情全部と向き合うわけでして。


 そこから、自分の感情に折り合いがついたり、
 千帆の答えが見つかれば「野良でも大丈夫。」
 と、しっかり前を向けます。


 また鎧を身に纏って。
 ただ、
 見捨てられる → 大丈夫
 までの間の苦しさや辛さは何度か経験しており……、
 知っているからこそ避けたいです。


 千帆は、自虐的ですがそこまでは無理です。』


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